トライエックス2000(RP-2000F)
クーガ2200、スカイセンサー5900より後発ではあるが、東芝という超大手家電メーカ製のトライエックス2000も東芝のアナログBCLラジオの集大成として名を連ねていた。後発であることが仇となり、やや人気度は低いものの、知名度は高かったはずだ。精悍な2mm厚のアルミパネルはブラックのヘアライン仕上げ、そしてそのパネルには整然とツマミ類が配されている。
トライエックス2000はクーガ2200、スカイセンサー5900がダブルスーパーヘテロダイン方式を採用していたのに対して、シングルスーパーヘテロダイン方式を採用している。高い周波数バンドではややイメージ信号が気になるが、電気的性能は他機種と比べ劣るものではない。
トライエックスはあえて短波受信だけでなく、中波やFM放送の遠距離受信にもまさにトライできるような施策がダイアルフィルムの指針に施されている。
またスプレッドダイアルにはMHz台から5kHz直読できる目盛がふられている。このあたりも善しあしは別として他メーカのモデルと比べられる部分である。
外観で特徴的なのは前述のアルミパネルが正面に使用されたこと以外に、複雑かつ自由に角度がつけられるロッドアンテナである。狭い本棚に納めてもラジオの前方でアンテナを伸ばす芸当も可能だ。かなりありがたい機構である。
120mmもある大型スピーカを搭載し非常に良い音を奏でるトライエックス2000は、スプレッドダイアルの目盛に慣れれば本格的BCLを存分に楽しめる機種である。
主なスペック
- 機種名:RP-2000F
- 定価:28,900円
- 大きさ:270W×285H×125D(mm)
- 重さ:2.8kg(乾電池を含む)
- 受信周波数:5バンド:FM:76~90MHz MW:525~1605kHz SW1:1.6~4.5MHz SW2:4.5~13MHz SW3:13~30MHz
- スピーカ:120mm
- 使用半導体:1IC+1FET+23TR
